『一般社団法人京都府情報産業協会協賛 新春セミナー』を開催

2023.01.23

京都情報大学院大学は2023年1月20日(金),一般社団法人京都府情報産業協会と協賛で新春セミナーを開催し,次世代ロボットエンジニア支援機構(Next Generation Robotics Engineer Support Organization:通称Scramble)代表理事の川節 拓実様が「1億総エンジニア社会に向けた京都発次世代エンジニア育成プログラムの創成」と題して講演されました。新型コロナウイルス感染が再拡大の様相を帯びている中,昨年と同様オンラインで実施しました。

川節代表理事は,科学技術立国を目指す日本にとって国民がエンジニアの素養を持つことは,今後国際社会で競争力を発揮するためには必須だと指摘。既に小学校でもプログラミング教育が必修化されて,その時代は目前に迫りつつあると期待しました。次世代ロボットエンジニア支援機構では,機械,電気,情報全てを広く学べるロボットに注目し,その開発を通じて子どもから大人までエンジニアリングを学べる育成プログラムを展開していると説明。諸外国に比べて20年から30年出遅れている日本においては,オールジャパンで教育に投資することが科学技術立国であり続ける唯一の道で,科学技術の発展と競争力向上のために産官学民が連携して地域でエンジニアを育てるコミュニティとしてロボット競技会を活用して誰もが学べる場をつくり出すことが不可欠だと強調しました。引き続き,同支援機構が取り組む次の3点について事例を交えながらお話いただきました。

  1. トッププレーヤーとなる学生エンジニアを育てる
  2. 高度なエンジニアリング教育基盤を地域に作る
  3. ロボット協議会から教育プログラムへの昇華