所長のご挨拶

サイバー京都研究所所長 木戸出 正継
所長 木戸出 正継

サイバー京都研究所(CKL)は,けいはんなをベースにICT最先端のいくつかを社会に具体化していく研究・教育・実践の場です。これまでの知的情報システムの研究開発とビジネス展開,および先端技術知識の体系化と関連研究者・技術者の育成に関わってきた経験を生かし,また住民の一人としても,明るく元気で若者達が集まってくるけいはんな学研都市の活性化に貢献したいと思っています。

CKLは,地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の運営とこれを活用した関連事業や,最先端のICTを利用したサイバー空間での知識教育を推進する「オープン大学京都」関連事業を推進していきます。CKLは,「京都から世界へ,各種情報・知識が発信できる拠点」として期待されています。

「.kyoto」を取得する“品格のある”団体が,まずサイバー空間で新しい関係を築きコラボし社会展開を拡大するとともに,リアルな社会,けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)内で“楽市楽座”を開き,ビジネスイノベーションを加速化することが期待されます。一方,サイバー社会は,時間を超 え,空間を越え,文化・人間を超えて,いろいろなサービス活動を可能とします。「.kyoto」を背景とする教育基盤の中で,けいはんな地域独特に確立されている知識体系のネット学習とリアルな場で知識の集大成を行う,けいはんな塾・けいはんなキャンパスの構築にも繋がっていくことが期待され,この環境でのグローバル人材の輩出と地域の活性化を一層進んでいきます。

CKLオフィス予定図

CKLは「.kyoto」を活用することによって,京都のブランド力向上や実社会での京都の情報発信強化,そしてけいはんな地域の活性化を目指します。開設されるCKLオフィスで,クラウド空間をイメージし,次世代社会に通じる場(名付けて「飛雲」の間)に成長 していくことを,体感してください。

―経歴―

  • 京都大学工学士,同大学院修士課程修了(電気工学専攻),工学博士
  • 奈良先端科学技術大学院大学名誉教授
  • 元東京芝浦電気株式会社総合企画部新規事業開発推進室担当部長,同社研究開発センター関西研究所所長,同社マルチメディア事業推進室長,東芝アメリカ社副社長兼Advanced Information Technology Center所長
  • 元奈良先端科学技術大学院大学学長補佐,同大学院大学副学長兼附属図書館長
  • 元電子情報通信学会情報システムソサイティ会長,元情報処理学会関西支部長,元システム制御情報学会理事
  • 元関西文化学術研究都市機構学術委員会副委員長, 元奈良工業高等専門学校運営諮問会委員長, 元知的財産高等裁判所専門委員
  • 情報処理学会フェロー,電子情報通信学会フェロー,IEEEフェロー
  • 電子情報通信学会業績賞, 日本産業大賞, オーム技術賞, 高柳記念奨励賞

―業績―学術論文

  • 坂井利之,長尾真,木戸出正継,“電子計算機による濃淡図形の処理-顔写真の場合-”,電子通信学会論文誌,Vol.54-C,No.6,pp.445-452,Jun. 1971
  • Harry Wechsler, Masatsugu Kidode, “A Random Walk Procedure for Texture Discrimination”, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.PAMI-1, No.3, pp.272-280, Jul. 1979
  • 篠田英範,近藤隆志,澤田順夫,沼上英雄,木戸出正継,“ランドサットMSS画像データベースシステムの開発と評価”,情報処理学会論文誌,Vol.24,No.6,pp.867-876,Nov. 1983
  • 麻田治男,篠田英範,田端光男,木戸出正継,渡辺貞一,“会話型画像処理用高速ハードウェアの開発と評価”,電子通信学会論文誌,Vol.J68-D,No.4,pp.861-868,Apr. 1985
  • 濱崎雅弘,武田英明,松塚健,谷口雄一郎,河野恭之,木戸出正継,“Bookmarkからの共通話題ネットワークの発見手法の提案とその評価”,人工知能学会論文誌,Vol.17,No.3,pp.276-284,2002
  • 上岡隆宏,河村竜幸,河野恭之,木戸出正継,“I’m Here!:物探しを効率化するウェアラブルシステム”,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol.6,No.3,pp.19-30,Aug. 2004
  • 小作浩美,内山将夫,井佐原均,河野恭之,木戸出正継,“新聞記事コーパスでの単語出現特徴を利用した観光イベント情報の検索支援”,人工知能学会論文誌,Vol.19,No.4,Apr. 2004
  • 河村竜幸,福原知宏,村田賢,武田英明,河野恭之,木戸出正継,“対象物に『触れる』行為と記憶の遍在化による日常記憶支援”,電子情報通信学会論文誌,Vol.J-88-D-I,No.7,pp.1143-1155,2005
  • 北島利浩,浮田宗伯,木戸出正継,“スティックと楕円の統合モデルによる外見的特徴の少ない非剛体群の時系列位置・姿勢推定法”,電子情報通信学会論文誌,Vol.J88-D-II,No.2,pp.334-346,2005
  • 小林亮博,久米出,上野敦志,河野恭之,木戸出正継,“コミュニケーションモデルに基づいたパーソナルロボットのアプリケーション調停機構”,電子情報通信学会論文誌,Vol.J-88-D-I,No.12,pp.1760-1772,2005
  • 上田博唯,小林亮博,佐竹純二,近間正樹,佐藤淳,木戸出正継,“ユビキタス環境における対話型ロボットインタフェースのための対話戦略の構築”,情報処理学会論文誌,Vol.47,No.1,pp.87-97,Jan. 2006
  • 山本大介,土井美和子,松日楽信人,上田博唯,木戸出正継,“親和行動導入による実用的ホームロボットインタフェース-音声誤認識を許容する親和行動-”,ヒューマンインタフェース学会 論文誌,Vol.8,No.2,pp.45-52,May. 2006
  • 満上育久,浮田宗伯,木戸出正継, “投影中心固定型パンチルトプロジェクタとキャリブレーション”,電子情報通信学会論文誌,Vol.J90-D,No.11,pp.3065-3078,Sep. 2007
  • 浮田宗伯,辻良介,木戸出正継,“時系列形状の主成分分析による人体・着衣の形状推定”,情報処理学会CVIM研究会論文誌,Vol.1,No.2,pp.63-75,Jul. 2008
  • 中村善一,木戸出正繼,“筆跡鑑定の知見に基づく特性値を用いたオンライン筆者照合”,システム制御情報学会論文誌,Vol.22,No.1,pp.37-47,Jan. 2009
  • Naoko Enami, Norimichi Ukita, Masatsugu Kidode, “Image Matching with a Car-mounted Camera robust to Changes in Imaging Conditions”, International Journal of Pattern Recognition and Artificial Intelligence, Vol.23, No.7, pp.1369-1395, 2009
  • Retno Supriyanti, Hitoshi Habe, Masatsugu Kidode, Satoru Nagata, “Cataract Screening by Specular Reflection and Texture Analysis”, Communications of SIWN, Vol.6, pp.59-64, 2009
  • 佐々木智樹,松原崇充,野崎康,木戸出正繼,“卓球タスクにおけるスイング動作からのスピン関連情報抽出と打球予測への応用”,電子情報通信学会論文誌,Vol.J94-D,No.10,pp.1622-1630,2011
  • Takamitsu Matsubara, Daisuke Shinohara, Masatsugu Kidode, “Reinforcement Learning of a Motor Skill for Wearing a T-shirt using Topology Coordinates”, Advanced Robotics, Vol.27, Issue 7, pp.513-524, 2013